女子栄養大学・女子栄養大学短期大学部
学校法人香川栄養学園
女子栄養大学大学院
香川調理製菓専門学校

栄養学部  保健栄養学科  栄養科学専攻

■在学生インタビュー

栄養士 志望

目標は、2つの資格を持ち味にして、栄養士としての幅を広げること。

高校時代、生活習慣病が食事に起因していると知り、「より多くの人に正しい食事の知識を提供できれば、健康な人が増えるはず」と考えました。それが栄養士を目指すキッカケです。栄大に入って、食物や調理のことが全て科学で説明できることを学び、家政学というよりは医学に近いものなんだと実感しました。

栄養を学ぶには身体の仕組みを知ることも大切。そこで、栄養士とともに臨床検査技師の資格も目指しています。人にはない強みを持って栄養士として実務を経験し幅を広げ、管理栄養士資格も取得したいです。

サプリメント機能性食品を薬感覚でとらえている人は、これさえ摂れば普段の食事バランスが乱れていても平気だと勘違いしていることが多いのは見過ごすことはできません。将来の目標は、栄大で勉強したことを活かして、多くの人に食品そのものに含まれる栄養素を見直してもらうこと。自分ならではの視点や知識を活かして、食や栄養のことを広く伝える仕事ができたらいいなと思っています。

臨床検査技師 志望

ひとりでも多くの患者さんが助かるように、陰からしっかりサポートしていきたい。

臨床検査技師を目指す私に栄大を勧めてくれたのは、かつて栄養学を学んだことのある母。ここなら栄養士と臨床検査技師2つの資格が取れるとアドバイスしてくれました。

病院実習で、医師、看護師、管理栄養士などのスタッフと一緒にミーティングを行ない、患者さんの栄養状態を検討することがありましたが、栄養学の知識があると話がわかりやすいです。検査データを見ても「この患者さんは低栄養状態だな」とわかります。もちろん、最終的な判断を下すのは医師ですが、栄養学を学んでおくことは臨床検査技師として働く上で、決して無駄ではないと思います。

臨床検査技師には「超音波検査士」、「細胞検査士」など、さらに専門の認定資格があります。これを取得しないと仕事ができないわけではありませんが、合格できるレベルでないとプロとして満足な仕事はできないと思うので、これからも勉強を続けて資格を取得するつもりです。

家庭科教諭 志望

教育実習でのダイレクトな反応が、家庭科教諭への自信を与えてくれた。

栄養士か、家庭科教諭か、入学以来ずっと進路を決めかねていました。「教師になろう」と決心したのは、4年生の6月。3週間にわたる教育実習がキッカケです。実習先は、母校の中学校。手ごたえを初めて感じたのは、被服の実技授業でした。生徒全員に箸袋づくりにチャレンジさせたところ、元気のいい男子生徒まで黙々と手を動かしてくれたんです。「父の日のプレゼントとして家でも縫ってみたい」という声を耳にしたときは、涙が出るほど嬉しくて…。家庭科とは、生活に直結する学問。自分の教えたことが、生徒の日常生活に活かされる醍醐味にすっかり魅了されてしまいました。

願いが通じたのか、埼玉県の教員採用試験に合格しました。これも『衣構成学実習』をはじめとする実習科目に地道に取り組んだからだと思います。なぜなら、あれほど苦手だった裁縫が、今ではお手の物になったのですから。

「習うより慣れろ。明るく、前向きに」。大学で身に付けたこの姿勢は、私の教員生活の礎になると確信しています。

■OGインタビュー

管理栄養士(受託給食会社勤務)

新人栄養士や調理師を多角的に指導。その中で自分自身も成長しています。

給食事業を主体としたフードサービス企業の本社で、メニュー開発・オペレーションサポート部の一員として働いています。担当業務は3つあります。ひとつは、新規に受託した給食施設に出向いての栄養士やパートさんに対する指導で、1ヶ月間ほど現地に滞在し、調理や配膳などの実地訓練を行います。残りのふたつは、本社で栄養士や調理師へのメニュー作成システムの操作説明、そして月1回のペースで実施する新人栄養士研修の講師です。

病院や教育施設につとめる管理栄養士は献立作成や栄養価管理が主な業務となるため「栄養」「健康」を第一に考慮しますが、私が所属する部署ではビジネス感覚も必要で、「顧客満足」と「原価管理」のバランスにも気を配ります。その中で新人栄養士のお手本となるよう、日々努力しています。

学生時代で印象に残っているのは、教育実習。栄養士志望ながら、「家庭科教諭」科目も受講しました。母校の教壇に立ち、自身で培ってきた知識を伝えた経験が、現在の仕事に少なからず活かされていると感じています。

臨床検査技師(病院勤務)

将来の目標は「細胞検査士」。病理検査の専門家として、道を極めたい。

病院では、病理検査室に所属します。検査や手術で採られてきた組織や細胞を病理医が顕微鏡でみて診断できるように標本を作製しています。大学時代は臨床検査全般を広く勉強しますが、今は現場で実際に経験を積みながら病理学、解剖学などを日々さらに深く勉強しているところです。この仕事は、手先の器用さや経験による感覚が求められる職人の世界です。組織の薄切には器械を使いますが、気温などの影響で切片の厚さに誤差が出るため、最終的には自分の目で適切な厚さを判断しなければなりません。さらに、薄切した組織は検査の目的によって様々な染色を施します。目的のものが適切に染め分けられたか自分の目で判断します。私の出来る染色はまだ少なく、早く多くの染色が出来るよう頑張りたいです。

病理検査の仕事は奥が深く、とてもやりがいを感じています。目下の目標は「ニ級臨床検査士」の資格を取ることです。そして将来は「細胞検査士」の資格を取得し、医師とも対等に意見を交換できる病理検査の専門家を目指したいです。

家庭科教諭(公立中学校勤務)

いろんな悩みを抱える生徒たちと向き合って、自信を持って生きていく手助けをしたい。

家庭科は、生きるための知恵が詰まった大切な科目。授業では、「栄養」という得意分野を活かしつつ、生徒が何に興味を持っているのかを汲んで身近なテーマを取り上げ、わかりやすく説明することを意識しています。

中学時代の私は「自分が好きになれない、自分に自信がない」、そんな悩みを持っていました。克服できたのはバレーボールの部活があったから。ときに厳しく、ときに温かく支えてくださった顧問の先生が、自分を変えるきっかけを与えてくれました。「自己」を形成していく上で一番難しい時期だからこそ、自分がかかわることで、少しでも生徒のカになりたい。うわベだけの会話ではなく、本音が引き出せる教員を目指しています。大切なのは、生徒との信頼関係を築くこと。中学時代の恩師のように、生徒の心の中に入っていける、卒業した後もずっと覚えていてもらえる存在になれたらいいですね。