令和2年度 食文化栄養学実習

高橋勝美ゼミ■地域食産業学研究室

今日から薬膳
~地元の食材で元気の源を~

 薬膳という言葉を皆さんも一度は聞いたことがあるのではないだろうか。薬膳は栄養効果、色、香り、味、形などが全て揃った食養生であり、また、多くの食材を組み合わせてバランス良く身体の精気を補えるものでもある。今までのイメージでは食べにくく、お金のかかるものであると思っていたが、実は身近な食材で作れるのではないのかと考えた。
 そこで、私の地元である神奈川県大井町とその周辺地域の身近な食材に注目し、私流の薬膳料理を作ることを計画した。今回の研究では春、夏の食材に注目してレシピを作成した。
近くの直売所へ出向き、春、夏が旬の食材を探したところいくつかの野菜を手に入れることができたので、それらを生かしたメニューを提案する。薬膳と言っても特別な食材は使わず、素材の栄養素を活かすのがここでの薬膳料理だ。
 調理後にこれらの料理を実食してもらったところ、食べやすく、見た目も良いのでワクワクすると感想をもらった。今後はこの感想を活かし、より栄養バランスがとれた秋、冬のメニューを考案したいと考えている。また、より専門的な知識を身につけ理解を深められるよう、図書館での文献調査や自ら専門家に出向いて学習していく。

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