ゼミ別 発表要旨



秋野 晃司ゼミ

酒宴の文化史
酒宴とは、元は貴族の間だけで楽しまれていた行事でした。それが現在では、誰もが気軽に楽しむようになり、色々な形で酒宴が行われています。皆さんの身近で感じられるものとしては、お花見、歓送迎会、忘年会など他にもさまざまな宴を行ったことがあるでしょう。今回の発表では、私が実際にフィールドワークを行ってきた「お花見」「送別会」二つの事例を基に、酒宴が行われている様子を紹介し、私が感じた酒宴の魅力を伝えていきます。また、宴会と言う席にお酒が入ることによって、人々にどの様な効果をもたらすのか。そして、酒宴には、どの様な社会的文化的意味を持っているのかを説明します。

米の力 / 日本を形成した米の価値
日本人の食生活が日々変化している現代では、米の利用価値は昔と比べ何が変容しているのか。霊力を持つとされていた米は神事には欠かせないもの。また、昔から日常的に食べられてきたものではない。農民が生産した米は年貢(税金)としての利用価値もあり、農民は白米を食べることが出来ない時代もあった。米と言っても米粒だけではない。米から作られる酒や餅も多くの価値があった。現代では食べるためだけの米の利用が目立つ。それに加え小麦や肉の消費が高くなり、年々消費量が減ってきている。米の栄養価だけを考える現代の流れを見直し、日本人と米が今までどのように関わってきたかを考える。



磯田 厚子ゼミ

フライトごはん / ─美味しい機内食を求めて─
みなさんは機内食と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?少し前まで機内食は美味しくないというイメージを持っていた人も多いと思います。でもそれはもう過去の話。最近の機内食は地上と寸分変わらない料理を味わえるようになっています。しかし、それでもまだネット上では機内食は不味いという声が多いと感じます。そこで、機内食はどうやって作られているのかや機内食に対する反応の現状、機内という特殊環境での美味しさ不味さを左右する要因を調査しました。その不味さは航空会社のせいではなく、食べる側に問題があるのかもしれないことをお伝えしたいと思います。

もっと!日本食を海外へ
みなさん、海外へ旅行に行った時に日本食レストランを見かけたことはありませんか?農林水産省の「海外における日本食レストランの数の調査」から、2015 年時点では約8 万9000 店も存在していることが分かりました。近年では和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたり、海外のメディアで日本食が取り上げられたりと、日本食は世界から注目されています。いったい日本食はどの国や地域にどれくらい広まっているのか、今回はそんな日本食ブームの現状を探りました。今後は日本食に興味のある外国の方にもっと関心を持ってもらえるような日本食ガイドブックを作成し、その魅力を伝えていきます。

フェアトレードを楽しもう! / ─男性の購入者増加に向けて ─
フェアトレードとは、「開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指ざす貿易」のことです。最近では国際協力という観点だけでなく、商品自体の質の良さにも注目されています。フェアトレード製品は女性の購入者が大半です。しかし、近年では男性の購入者も増加しつつあります。実習を進めていくにつれて、男性に向けた商品が少ないことに気づきました。今回は“ 男性がフェアトレードを楽しむためには? ” を中心に、フェアトレードの現状と男性の購買行動からフェアトレードに何が求められているのかを発表します!



磯田 厚子・浅尾 貴子ゼミ

ALOHA! ─湘南からハワイをお届け─ / 日本におけるハワイトレンドと地産地消の可能性
ハワイに本店を構える「ALOHA TABLE 湘南店」で商品開発を行っています。ハワイでの地産地消の考え方を湘南の店舗で活かすため、地元食材を使用しながら地域の魅力を伝えるという事が店舗で求められます。商品開発するにあたり、湘南で採れる食材の見学や市場の調査、ハワイアンカフェの嗜好調査を行いながら、次期メニューの考案をしています。商品開発では、湘南を訪れる若い観光客をターゲットとし、流行や食嗜好、ハワイに対するイメージなどの調査結果をもとに、満席続きの店舗で可能な作業バランスとを考える事が課題です。発表では市場での調査をもとに地産地消の例や商品開発のポイントを紹介します。

はちみつカフェにようこそ! / 企業における料理&スイーツ開発の実際と食材の可能性
新宿マルイ本館の「クックコープカフェ」にて、メニュー開発を行っています。目的は、はちみつの特性や種類、味について調べ、それらを使って魅力ある商品を開発し、お客様に楽しんでいただくことです。春メニューでは「春のはちみつ& 2 種のタルティーヌ」という蜂蜜の味の違いに着目したメニューを提案しました。開発を行うにあたって、蜂蜜の基礎知識や種類や味わいに関する調査、人気カフェの市場調査とポイントのまとめ、試作、企業へのプレゼンと改良などを行いました。商品化と店舗作業の関係や販促物であるメニュー表の作り方など、商品開発の一連の流れとポイントについてお話しします!

あなたも今日からタマゴ博士! / 食品メーカーのマーケティングとレシピ提案の実際
私はキユーピータマゴ株式会社へ企業向けのレシピ提案を行っています。主に業務用の凍結卵などを製造、販売している会社です。実習では、製造工場へ見学に行き製造方法を教わったり、鶏卵の基礎知識や卵の食文化、統計を調べたりもしました。市場にはどのような卵料理があるのかを知るために、卵料理の市場調査を行い、卵という食材には沢山の可能性があることを学びました。また、飲食店などで使ってもらえるように、商品と季節のイベントとを絡めたレシピ提案も行い、その難しさについても学びました。発表会では製品の製造工程、企業向けのレシピ提案ならではの難しさなどをお話したいと思います。

さつま芋料理と川越コエドビールのペアリング★ / カフェ企業でのメニュー開発の実際と料理考案のコツ
「WIRED KITCHEN 川越アトレマルヒロ店」でメニュー開発を行っています。川越が産地で有名なさつま芋を使い、川越のクラフトビール(COEDO 紅赤)との相性や魅力を伝える事もテーマとしました。そこで、川越のさつま芋の歴史や産地を調べ、コエドビール工場を見学し製造方法や大手ビールとの違い等も学びました。家庭料理と異なる商品としてのメニュー開発はいくつかポイントがあると知り、実際に店舗のキッチン作業も行うとスタッフ誰もが再現できる仕込み方法や盛り付け、そのマニュアル作りも工夫が必要だと感じました。発表では、想像以上に困難だったメニュー考案から販売のプロセスと苦労話をお話します。

ようこそ!ファンタジックな世界へ! / 外食企業におけるメニュー開発と、価値創造の関係性
エンターテインメント外食企業「株式会社ダイヤモンドダイニング」の「舞踏の国のアリス」向けメニュー開発を行っています。アリスの世界観を大切にした企画では、お客様を心からわくわくさせたり驚きを提供するために、料理や接客で新しい価値を創ることが求められます。私も実際にインターンとして店舗作業も行い、細部にもキャラクターと関連性を持たせ、見た目の可愛らしさだけでなくお皿や装飾やサービスに至るまで、どのようにアリスの世界観を生み出すのか仕事を通して学んでいるところです。私が開発したアリスのティーパーティーメニューなどをご紹介するので、是非聞きに来て下さい!

もし女子大生が外食メニュー開発担当だったら / ─商品考案の難しさと企業での仕事の実際─
「カフェ&バーPRONTO」を運営する株式会社プロントコーポレーションで、店舗運営と商品開発部の仕事に参加しています。来店されるお客様の多くは会社員。朝食の焼きたてパンから月替わりのランチパスタ、バータイムのおつまみまで、様々な用途に向けたメニュー開発が必要です。またチェーン店では通常の料理とは異なり、アルバイトの人でも同じ仕上がりになる商品設計にすることが大切。そのためメニュー開発では、お客様目線で商品を考えつつも、店舗作業に配慮するバランス感覚が必要です。発表では、外食企業でのメニュー開発の流れや、チェーン店ならではの商品考案の難しさについてお話します。

新商品やヒット商品はこうしてできる! / ─コンビニ麺の商品開発と惣菜工場機能との関係─
中食(惣菜)の麺商品を主力としている「株式会社クリタエイムデリカ」で商品開発を行っています。コンビニなどで商品を購入する際に、見た目よりも値段が高く、ギャップを感じたことはありませんか?中食工場では、できないことが多いことや、お客様からは見えないところで費用が掛かってしまうため、商品開発が非常に難しいのも現実です。人気店や競合他社の市場調査を通じて、お客様の求めているものを徹底的に考えることも欠かせません。発表では、実際に中食企業での仕事を通して学んだことを基に、商品づくりの現場や工場の仕組みや機能、原価の構造についても紹介します!

オフィス街におけるカフェメニュー開発 / ─ビジネスランチ・ホリデーランチに求められる要件─
池袋サンシャイン内「cafe noise」にて平日、休日ランチメニューの開発を行っています。オフィス街の平日ランチは素早く手軽に食べられるものが好まれることから、ワンスプーンで食べられる丼メニューでも価値が出せるように、スパイスとハーブや発酵食品を使用する等して健康感を提供できるような工夫もしました。休日は、エンターテイメントを理念とするダイヤモンドダイニングの店舗として、世界旅行気分を味わえるワンプレートを開発しました。実際にスタッフとして働き、作業工程も学んでいます。曜日や時間により客層が異なる中での、メニュー開発の困難さや工夫をお話します。



磯田 厚子・駒場 千佳子ゼミ

おやこで食育
「親子で一緒に料理をする時間をつくって欲しい」という想いから、食材の選び方やレシピを紹介する事で、親子で食に関わる時間を増やそうと考えました。坂戸・鶴ヶ島市エリアの情報誌の1 スペースを利用し、毎月食材を変えながら選び方などを紹介します。誌面にはレシピサイトに接続できるQR コードを付けて、さらに多くのレシピを閲覧できるようにします。レシピには小学5 ~ 6 年生を対象としたお手伝いができる工程も掲載することによって、「おやこで食育」に繋げようと思います。第1 回実習発表会ではこれまでに作成した誌面や掲載したレシピについて紹介していきたいと思います。

縁日スイーツ再発見
りんご飴・わたあめ・かき氷…縁日ではたくさんの「スイーツを販売する屋台」が並んでいます。皆さんも 1 度は食べたことがあるのではないでしょうか?そして普段は買わないけれど、雰囲気にのまれ、高くてもつい買ってしまう…ということもあると思います。そんな「縁日で販売されているスイーツ」が専門店でアレンジして販売されていたり、他の食品と組み合わさって商品になっていたりと、現在再注目されています! SNSで載せたくなるような可愛い・インパクトのある縁日スイーツが盛りだくさん!!もうすぐ各地で始まる夏祭りも、少し違った視点で楽しんでみませんか?



奥嶋 佐知子ゼミ

Enjoy cooking / ~料理で世界旅行~
小学生を対象とした子供料理教室の運営を行っています。これまで料理教室を行いながら子供達が協力し、楽しく料理ができるように試行錯誤を重ねてきました。私は世界の地理や料理の歴史について学ぶことが好きで勉強を続けてきました。今度はそれを教えたいと考え、料理を通して世界について伝えることをテーマとしました。そこで料理教室では、実習する料理に関係のある国を毎月数カ国ずつ紹介していくことを考えています。イラストや漫画を入れて世界を紹介することで、楽しく、気軽に読めるように工夫し、笑顔で楽しい料理教室を目指して運営していきます。

Enjoy cooking / ~切り方マスターになろう~
料理教室を実施する中で、子供達は包丁を使うことを楽しみにしていると感じました。そこで、4月からの料理教室では食材の切り方を毎月1つ料理に取り入れ、それを子供たちに図鑑としてまとめてもらい、最終的には家庭で見返せるお野菜図鑑の完成を目指してもらおうと思っています。料理教室では切り方の見本を見せたあとに子どもたちが実践する事で、さらに包丁を使うことを安全に楽しんでもらいたいと考えています。切り方を個々に伝える事で私たちと子どもたちのコミュニケーションの場になり、「この切り方覚えたよ!できるよ!」と自信をもってもらえるように教えていきたいと考えています。

Enjoy cooking / ~苦手な野菜も食べよう!わたしのおやさいずかん~
料理教室を実施して気になっていることは、苦手な野菜が入っているとせっかく自分たちで作った料理でも残してしまう子どもがいることです。いろいろな野菜を食べてもらうために、もっと野菜に興味を持って欲しいと感じました。そこで旬の野菜を料理教室で使用して野菜の香りや見た目など、五感で食材を感じて欲しいと考えました。さらに、旬の野菜について載せたカードを作って配り、児童一人一人が「わたしのおやさいずかん」と名づけた図鑑を、料理教室1 年間を通して完成させます。この図鑑が家族と一緒に料理を作るきっかけとなり、たくさんの野菜をおいしく楽しく食べてもらいたいと思っています。

Enjoy cooking / ~かわいく盛り付けて楽しく食べよう!~
料理教室を通して、みんなで食べることの楽しさとともに盛り付けの大切さを伝えることをテーマとして活動しています。料理で一番大切なのはもちろんおいしさだと思いますが、おいしい料理をきれいに盛り付ければ視覚と味覚の両方で味わうことができます。きれいに盛り付けることで、より一層おいしさが増すことを理解してもらい「残さず全部食べよう!」と思ってもらえることを期待しています。また、一工夫加えた盛り付けをすると楽しく食べられるということを伝えています。子供たちが「かわいく盛り付けるとよりおいしい!みんなで食べるって楽しい!」と思える料理教室を目指します。

Men’s Kitchen / ~笑顔あふれる教室作り~
Men’s Kitchen では、中高年男性の方に、料理を作る楽しさを伝え、美味しいを共有する空間を作りたいと考えて、月に一回料理教室を運営しています。受講者の方は長年通っている方から初心者の方まで様々。調理技術を高めたいと考えている方や基礎から学びたい方など、料理教室に求めるものは違います。「皆が楽しめる教室ってなんだろう」そんな思いから、「笑顔あふれる教室作り」をテーマに決定しました。献立には、旬の食材や生地から作る本格料理などを取り入れたいと考えています。「上手に焼けた!」「家族に作りたい」そんな言葉の飛び交う、笑顔あふれる教室を目指します。

Men’s Kitchen / ~育てて食べる~
月に一度、中高年男性を対象にした料理教室を運営しています。料理教室を通して受講者に料理の楽しさ・喜びを伝える方法として、「育てて食べる」と題し、実際に育てたハーブや野菜を献立に取り入れることをテーマとしました。成長する様子を見ることで食材を身近に感じ、「育つ楽しみ・食べる楽しみ」の両方を感じてもらい、食への理解を深めてもらいます。使う食材は男性でも興味が持てるように、ベランダや室内で簡単に育てることができる食材です。育てたハーブなどを実際に調理することにより、「皆で料理をするのって楽しい」と感じて頂けるような提案を行っていきます。

Men’s Kitchen / ~デザートと上手な器具の使い方~
製菓科へ通った経験を活かし、献立に合う、美味しくて男性にも喜ばれるデザートの提案を行っています。料理教室に参加している30 ~ 70 才代の男性は、家でお菓子を作ることなんてない方が殆どです。そんな受講者に少しでもお菓子作りを身近に感じてもらえるよう、材料や作り方の説明なども工夫しています。また、限られた空間と時間の中で調理を進められるように調理器具を上手に利用することにも取り組んでいます。主にオーブンはお菓子を焼くために必要なのはもちろん、料理に取り入れればレパートリーが広がる上、調理を効率的に行うことができるため、積極的に取り入れた料理の提案を行っています。



高城 孝助ゼミ

TSUKEMONO / ―食卓の脇役―
皆さんの食卓に漬物は並んでいますか? 和食の絶滅危惧種になり得る漬物。食卓の三種の神器と言われ、その歴史は紀元前3世紀中頃と推定されています。なぜ日本の食卓にぬか漬けが広く浸透したのか、食卓の脇役としてぬか漬けは私達に何をもたらしているのか、ぬか漬けを切り口に日本の多くの漬物の歴史、定義、役割などについて追求します。世界の漬物にも触れながら、何気なく食卓に並んでいた名脇役「漬物」の魅力を伝えつつ、古き良き漬物が世界に誇れる日本の食文化であることを発信していきます。漬物と向き合って漬物を知って、漬物の大きな可能性を感じてください。

いろいろな食品の組み合わせ / ~食を通じてみんなを笑顔に~
私は一人暮らしをしています。料理を作るのも好き!食べるのはもっと好き!でも一人暮らしだと食べる時も一人で寂しい…。自分ひとりのために作るもの面倒…。レパートリーがなく毎日悩むのが日常。と言った経験はありませんか?ある日のこと、冷蔵庫を開けてみると何もなく、あるのはご飯とあんこでした。そこで、ご飯にあんこをかけて食べてみましたが、とてもおいしかったです。他にも主食のおいしい食べ方があるのではないかと思い、主食との主・副菜・調味料とのコラボメニューを研究していき、予想をしなかったような食の組み合わせを編み出し皆さんに食の無限の可能性を伝えたいと思います。

チーズをもっと楽しむ
私はチーズが好きで毎日のように食べています。チーズといってもいくつかに分類されており、安価なものから高価なものまで、たくさんの種類があります。しかし、日本ではチーズの消費量が世界的に見て圧倒的に少ないのです。そこで、私は少しでもチーズの魅力を知ってもらいたいと思い、このテーマにしました。チーズは必ずしも摂取しなければならないというわけではありません。しかし、食の選択肢が増えれば更に食生活が豊かになると思います。研究を通してチーズに興味を持ってもらい、少しでも食卓にチーズが上がればなと思います。発表では、チーズの歴史と種類についてお話します。

食品サンプルの魅力
外食店の店頭のショーケースを飾る食品サンプルは従来、業務用として販売されていましたが、最近は、一般消費者でも簡単に手に入り、様々な用途で使われています。また、海外からの観光客のお土産としても人気が高まっています。私は、こうした食品サンプルに関心を抱き、食品サンプルの歴史、作り方を調べたり、街の飲食店ではどの程度食品サンプルが使用されているかを調査しました。そして、最終的には、食品サンプルの魅力を多くの人たちに伝え、さらに、食に興味・関心を持っていない人たちにも食品サンプルを通して、食に興味・関心を持って貰えるようにしていきたいと思います。

子どもの野菜の好き嫌い
皆さんは嫌いな野菜はありますか?もしくは、子どものころ嫌いだった野菜はありますか?近年子どもたちの好き嫌いの割合は増加しています。それには様々な原因があります。好き嫌いの代表例としては、にんじん、ピーマン、たまねぎ、なす、ねぎなどが挙げられます。どうしたら美味しく楽しく食べられるのでしょうか。私は、これらの野菜でも調理法を変えて子どもたちの好きなメニューに取り入れたら、自然と食べられて普段の食事がもっと楽しく・ワクワクすると考えます。見た目も味も食べたくなるような、子どもたちに嫌いな野菜なんてない!と言わせるような、そんなメニューを提案していきます。

スポーツ×食 / ─ちょっとしたプラスのこと─
スポーツを日々行う中で、「食」はキーワードとなってくる。つまり、スポーツと食の関係は大切なのである。近年、プロやセミプロのスポーツ界ではスポーツ栄養学が導入されている。そういった方たちは、毎日の食事管理に大変気をつけている。一日一日を食事で支えている。また、食事が唯一の楽しみなのである。しっかりと目的・状況に合わせて、メニューを選ぶことが大切。そこで、私はスポーツの種類・期別・カラダの仕組み・食事の基礎を分かりやすくまとめる。そういった、スポーツをしている人や興味がある人、周りの人に少しでも「食」の楽しさ・大切さを伝えていきたい。

お酒に合うおつまみのレシピ考案
長年、居酒屋でアルバイトをしている私は、さまざまなアルコールがあるが、それらに合うおつまみはどのようなものかに関心を抱いてきた。どのようなおつまみを食べるとどのようなアルコールが飲みたくなるのか。若者のビール、日本酒離れに注目し、ビール、日本酒の需要を回復させるためのおつまみレシピを考案したい。現在、日本酒の輸出が伸びているが、海外では、日本酒を飲む場合、どのようなおつまみが食べられているのかについても調べ、日本における日本酒復活のヒントを掴みたい。また、おつまみの歴史、人気のおつまみなどを調べ、試作・試食を行い、そこから新しいおつまみを提案したい。

インスタントコーヒーを使ってお菓子作り
みなさんは、コーヒーと聞き何を思い浮かべますか。カフェ・朝食・休憩・カフェイン・苦い、このような言葉を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、コーヒーはいつから日本で飲まれるようになり、どのような成分が含まれ、体にどのような影響があるかは、知らない方が多いと思います。そこで私は、コーヒーについて歴史から成分、淹れ方について詳しく調べ、みなさんに伝えていきたいと思います。そして、コーヒーについてよく知った上で最終的に、普段お菓子を作らない方でも簡単に作ることのできるインスタントコーヒーを使ったお菓子レシピを提案していこうと思います。

美味しく予防医学~薬膳~ / 漢方の智慧を学び健康を保つ
ちょっと特殊なもので、気軽に試せないと思われがちな漢方。広義の漢方は、鍼灸やあんま・指圧、気功や薬膳なども含まれる。そう考えると、漢方を体験したことがある人もいるだろう。漢方の根底にあるのは、【生命力= 自然治癒力】を高めることで、【養生】につながっている。養生とは、生命を養うこと。養生の実践は、日々自分の心と体によいことを積み重ねていくこと。大切なのは自然と調和し、自然に生きることだ。ふだんの生活の中でできる治療法があるのも、漢方のすばらしいところである。病院や薬に頼りっぱなしではなく、自分の体や心を自分でケアできるなら、こんなにも心強いものはない。

スパイス暮らし / ~毎日の食卓にスパイスを~
スパイスに対してどんな印象を持っているでしょうか。スパイスは種類が多く、同じスパイスを使っても分量の違いや調理のタイミングを変えることで料理の幅は無限に広がります。スパイスには香りによる食欲増進効果だけでなく、脂肪燃焼や新陳代謝UP などの体を内から綺麗にする女性がうれしい効能がたくさんあります。ただし、その効果を得るためには1回ではなく継続して取り入れることが大切です。でもスパイスってどう使ったらいいの?しかも毎日なんて!と難しく感じる人は多いはず。そこで普段の家庭料理をベースにスパイスを手軽に楽しめるようなメニューを提案します。

郷土料理 ─兵庫─ / 郷土料理をさらにおいしく
近年、急速な経済の発展と国際化により食に大きな環境の変化が起きています。以前の日本では、想像できなかったあらゆる国の食材が身近なものとなり、日本人にとって欠かせなかった食材や料理が家庭から徐々に姿を消しつつあります。今回、私の出身地である兵庫県の地域の特徴や歴史と共に地域ごとに郷土料理を紹介し、最終的には、幅広い方々に「作りたい」・「伝えていきたい」と思ってもらえるような、兵庫県の郷土料理のお菓子や、料理をより栄養面やシュチュエーションに考慮したオリジナルのレシピを作成し、メニューの幅を広げて行きたいと考えています。

コンビニの動向と展開
高度経済成長期から長い間、衰退することなく売上を伸ばし続けているコンビニエンスストア、通称、コンビニ。現代社会の生活に欠かすことのできないコンビニエンスストアは日本や世界でどのような発展をとげてきたのか、時代と社会に、どのようにニーズに応えてきたのかを、その歴史、流行、動向などから探る。また、今のコンビニエンスストアはどのような機能を持っているのか、私たちの生活とどのように関係しているのかを考察する。そして、これからさらにグローバル化が進む日本のなかでどのように発展し続けるのかを予想し、より良く便利なコンビニのあり方を提案する。

Food Faddism / きまぐれに、のめりこむ、食
オーガニック、天然、無添加、アルカリ性など、食品には流行とともに新しいジャンルが生まれるようだ。「これだけ食べれば痩せられる」が毎年でてくる。多すぎだろ!とツッコミを入れたくなる。メリットを神話のように取り上げるメディアに、「デメリットはこれだけよ」と体験者からブログで語られる。「良い」という情報が、「悪い」を勝手に刷り込むマジックがある。私たちはあふれでる食情報についていけず、気まぐれに新しい食にのめり込んでしまう。そんな、「健康志向」「情報化社会」故の危険、食や健康について過剰に反応する「フードファディズム」について考える。

女の子による女の子のためのベーグル。
両手で持って、ぱくっ!と食べた時、モチモチ、カリッモチッ、ムギュムギュと様々な食感を楽しむことができる。フルーツやナッツ類を生地に練り込んだり、野菜をサンドしたりと使用する食材との組み合わせは無限大。パンなのに歯ごたえがあり、他の菓子パンなどに比べ低カロリー。そんな魅力にあふれたベーグルの良さを伝えるとともに、私が実際にベーグル専門店を訪れ、食べたベーグルをご紹介します。また、私自身が考案した、いままでありそうでなかった新しいベーグルをみなさんにご紹介します。またみなさんにも自宅で作って頂けるよう、レシピも配布する予定です。



高島 美和ゼミ

お手軽おつまみフレンチ / ~大切な人に作ってあげたくなるレシピ~
私にとってのフランス料理は、高級で華やかなイメージが強かった。そのため、本格フレンチレストランなどをとても敷居の高いものだと思っていた。しかし、実際に文献などで調査をすると、フランス料理には素朴でシンプルなものも多くあることが分かった。これらの素朴な料理を通してフランス料理を身近に感じてほしいと考えた。普段の生活のちょっとしたハレの日に、自分の思う大切な人に向けて、あるいは複数人で楽しめるものとして、手軽さというキーワードからおつまみの形式でフランス料理を提案する。また、季節ごとに料理を提案し、季節の節目でフランスを感じてもらいたいと考えている。

世界珈琲紀行
ここ数年、カフェがとても人気だ。東京にはオシャレなカフェがたくさんある。サードウェーブと呼ばれるコーヒーのブームも注目されていて、カフェ文化が浸透してきている。しかし、私たちの知らないことが多くあるのだと気付き、興味を持った。世界各地にコーヒー文化が存在し、特徴的なものも多くある。例えば、ベトナムのコーヒーには練乳をたっぷり入れる。また、多くの国ではコーヒーを冷やして飲むという習慣がない。そこで私は、日本にいても他国のコーヒー文化が味わえるカフェを調べることにした。今回の発表では、各国のコーヒーの特徴をまとめ、実際に私が訪れたカフェを紹介する。

知っておいしいフランス伝統菓子
フランス伝統菓子を知っていますか?フランス各地方の歴史や風土などの影響を受けて生まれ、マドレーヌやフィナンシェ、クグロフ、クイニーアマンなど他にも多くのお菓子があります。私はパティスリーでのアルバイトがきっかけで、フランス伝統菓子を知りました。ショートケーキなどの生菓子とは違い、見た目は素朴ですが、素材の味と人の温かみの詰まっている点が魅力だと考え、また好きな点でもあります。そんなフランス伝統菓子をたくさんの人に知ってもらい、おいしいを共有したいと思い実習テーマに決めました。発表ではお菓子を紹介しながら、フランス伝統菓子と地方性について話します。

絵本からみる食
絵本は物語を文章と絵で伝える。絵本における食は、文章で表されていなくても片隅の絵で描かれていたりする。それは文章では表現しきれないキャラクターの思いや物語を通して私たちに伝えたいことを表していると感じる。私は様々なジャンルの絵本を読み、その中で食はどの様に扱われているか調べた。そしてそれらの絵本をカテゴリーに分類してみた。一つ目は、登場することで場面が大きく変わる「物語の展開に影響する食」、二つ目は、食によって伝えたいことを表したりキャラクターの心情や状況を表す「役割を持つ食」である。そしてそこから見えてくる食のイメージを考察する。

ワインスイーツ / ~ワインとスイーツの組み合わせ~
最近では、スーパーやコンビニなどでも手軽に買えるワインが増えてきました。ワインというと料理との組み合わせをよく聞きますが、スイーツとの組み合わせも抜群なのです。そこで今回、私は専門学校での学びを活かし、ワインに合うスイーツを提案したいと思います。例えば、渋みや酸味の深い赤ワインにはチョコレートのような甘いもの、甘口のワインには柑橘系などのフルーツを使ったものが合うかもしれません。ワインといっても種類が豊富で、人それぞれ好みが違うと思います。ワインを好きな方にもそうでない方にも、スイーツを通してワインに興味を持っていただけたらと考えています。

フランス菓子の魅力を伝える
私は昨年、学内留学制度で製菓科に通っていました。1 年間、日々新しいお菓子に出会いその魅力に引き込まれていきました。お菓子と言えばフランス菓子。研究テーマは菓子の宝庫でもあるフランスと、そこに根付くフランス菓子の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいという想いから決まったものです。伝統的なフランス菓子を新たな切り口で提示するとともに、フランス菓子の魅力が生かされる空間を架空のパティスリーとして形にして表すことを考えています。今回の発表では、架空のパティスリーの空気感を伝えた上でそこで提供したい創作菓子の案を幾つか発表します。

真夜中のラーメン
おいしさと背徳感にはなにかしら関係性があると考えます。真夜中の、ラーメン。炭水化物と、炭水化物。出来た傍から、つまみ食い。メロンソーダに、アイスクリーム。「パンケーキ、生クリーム追加で。」ハンバーガー、セットにコーラ、ポテトはL。背徳感って、何者でしょうか。あの、試験勉強中に妙にはかどる掃除の謎、みたいな。夜中に食べると太る、と分かっているのに、その罪悪感含めてまるごと美味しかったりしてしまう、背徳感とはなかなか厄介なもののようです。わたしたちの「うまい!」の陰に潜む背徳感の秘密に迫るとともに、これは私と背徳感の熱きせめぎ合いの記でもあります。

「こと」を包むパッケージ
包む、守る、保存する、運送する、情報を伝達する。これらは全てパッケージが持つ機能である。昔はこれらのうちのいくつかでよかったものが、現代のパッケージはその役割を背負いすぎているように感じられる。これらの規制の中で、パッケージはその可能性が狭められてはいないだろうか。パッケージが包んでいるのは本当に中身だけだろうか。私は、パッケージとは「物」ではなく「こと」を包むものであり、中身の一部であり、中身の一番外側にあるものだと考える。そこで、包む、情報を伝達するといった二つの要素に絞ることで、中身の一部としての役割を持った新しいパッケージを提案する。



高橋 勝美ゼミ

食事を補うサプリメント
自分はビタミンのサプリメントを利用していますが、その利用方法が正しいかどうか不安でした。そこで自分の食事調査を行い、栄養計算したところ、食事だけではビタミンB₁、D、E が基準を満たしていませんでした。しかし、摂取しているサプリメントを加味した結果は基準を満たしており、ちょうど良く利用していることがわかりました。そこで自分の事例と対比させて一般の人がサプリメントを使用するにあたってビタミンのことをどの程度理解しているのか現状を知りたく、アンケート調査を行いました。それらを整理した結果を報告し、サプリメントの適正な利用に寄与したいと考えています。



田中 久子・衛藤 久美ゼミ

かるたで食育 / ~郷土料理を楽しく学ぼう~
小学校高学年を対象に、楽しく郷土料理について知ってもらうことをねらいとした食育かるたを作成する。作成にあたり全国各都道府県の食育かるたを調べたところ、食育かるたの一部に郷土料理は含まれていたが、郷土料理のみを取り上げたかるたは見当たらなかった。農林水産省のホームページに記載されている「見てみよう!日本各地の郷土料理」の全国マップと既存の全国食育かるたで取り上げられている郷土料理を参考に、47 都道府県の「郷土料理食育かるた」を47 枚作成する。食育かるたで遊びながら、児童に楽しく郷土料理について知ってもらいたい。今回は全国の食育かるたの特徴を中心に発表する。

農家民宿に行こう! / ~田舎の魅力を伝える~
農家民宿の魅力や、それを取り巻く地域振興への取り組みを取材し、これらの情報をまとめたパンフレットを作成して情報発信する。農作業や郷土料理作りを体験できる農家民宿は、田舎の魅力を味わえる。最近では、都市部から訪れる方が多く、農村の衰退の防止や新しい観光の形として注目されている。しかし、農家民宿を知らない人は多く、そんな方々にも興味を持っていただけるような情報発信をしたい。今回の発表では、全国にどのような農家民宿があるか、体験の種類などを紹介するとともに、実際に埼玉県小鹿野町にある農家民宿「宮本家」を訪れ、体験・インタビューした内容を発表する。

もったいないを美味しい!に / ~規格外野菜おやつで農家と高齢者を笑顔に~
この実習では、規格外野菜を使用したおやつを作り、川越市にあるコミュニティカフェ「Café リフレ」でコーヒータイムに毎月提供するという活動を行う。高校時代、農家の手伝いをした経験から、味は変わらないのに形が悪いために市場に出回らない野菜が多くあることを知った。そこで、規格外野菜の消費に困っている農家から野菜をいただき、有効活用したいと思い、この実習内容に決定した。実習を通して、日本の食品ロスの削減に少しでも貢献し、また農家の方や、カフェを利用する高齢者を笑顔にしたい。今回は、4,5 月のおやつ提供の様子とそのプロセスについて発表する。

食を豊かに / コミュニティカフェにおけるメニュー提案
川越市にあるコミュニティカフェ「Café リフレ」でメニュー提案をしている。Café リフレは地域の高齢者が健康で安心した生活が送れるように“ 共食” をキーワードに活動している。利用者全員でテーブルを囲み、スタッフも一緒に食事をして会話を楽しんでいる。私は月に一度野菜を使った料理を一品、ランチメニューとして提案、提供している。メニューには、旬の食材や行事食を取り入れて話題の発展に繋がるように工夫している。また、会話を楽しむことに加えて、季節感も味わって頂くことで、豊かな食生活を築くきっかけになればと考えている。今回は4、5 月の提供の様子とそのプロセスについて発表する。

地場野菜をおいしく / 埼玉県産の野菜を伝えよう
川越市にある「コミュニティカフェひだまり」で埼玉県産の野菜を中心とした日替わりランチの開発を行い、提供する。高齢者の利用者が多いため、食べやすさや栄養価にも気をつけていく。埼玉県産の野菜を食べてもらい、栄養価や旬についての情報を書いたカードを配ることで、野菜の旬や埼玉県で採れる野菜について関心を持ってもらいたいと考えている。スタッフの方へのインタビューや実際にボランティアをし、お客さんの利用状況や調理場の設備にも配慮したメニューを検討している。6月から月1回の頻度で提供する予定であるが、今回の発表では、第1回目の提供に向けての取り組みについて発表する。

食事×コミュニケーション / ココロに2つのごちそうを
埼玉県川越市にある” コミュニティカフェひだまり” で行われるランチ企画” こども食堂” にて、そこへ通う小学生と食事を通して触れ合う。経済的な事情を抱えた家庭の児童へ向け、学習塾を開講するなど学習支援に2 年間取り組んできたコミュニティカフェひだまりが、こどもを対象に5 月からこども食堂を立ち上げることとなった。そんなこども食堂で、人との関わりや美味しいごはんがくれる小さな幸せを、カフェに通うこどもたちに伝えたい。今回の発表では、こども食堂の現状について、第1 回目のコミュニティカフェひだまりでのこども食堂の様子について発表する。



根岸 由紀子ゼミ

三芳町のさつまいもを広めよう
私は幼い頃からさつまいもに慣れ親しんできました。それはさつまいもの名産地である埼玉県三芳町で育ってきたということが大きいです。しかし、三芳町のさつまいもの知名度はまだまだ高くなく、地元でのさつまいもを広めるための活動も多くはないと感じました。一方で世界農業遺産認定を目指している町でもあります。そこで、まず若葉祭に来ていた栄養大生と一般の方にインタビューしました。私は消費者と生産者を繋げ、皆さんに三芳町のさつまいもの魅力を知ってもらう役割をしたいと思います。もっと多くの人に三芳町のさつまいもの魅力を知ってもらう役割をしたいと思います。

さつまいもコロッケ
みなさん家のコロッケはどんなコロッケですか?材料は何をいれますか?一般的にじゃがいもが使用され、食べると「外はサクッ」「中はホクホク」をイメージするのではないでしょうか。私はさつまいもを使用したコロッケを作ろうと考えました。まず、甘いさつまいもで甘味やおやつとして、歯触りを変えるナッツやアーモンドなどの種実類を入れました。次にさつまいもの素材そのものの甘さを活かせるようなものをプラスしました。低エネルギーで食べやすく、おやつとしても食べることができ、コロッケを食べるシチュエーションが増える。そんなさつまいもコロッケの料理提案をします。

干しいものがたり / ~干しいもの新しい調理・加工法の提案~
皆さんは普段、干しいもをどのように食べていますか?多くの方はそのまま食べたり、温めて食べるのではないでしょうか。実は干しいもはその特有の食感と甘みを活かして、料理としてもお菓子としても大活躍することができます!昔は乾燥させたいもに、糖分の結晶の白い粉が吹いた硬くて少し黒っぽい薄切りのものが主流でした。しかし近年では、柔らかくしっとりとした黄色い干しいもが好まれ、さつまいもの品種も加工法も様々です。そんな干しいもの「これから」の物語と、子どもからお年寄りまで様々な年代の方が食べられる干しいもを使った料理の提案をご紹介します。

すいおうの可能性 / さつまいもの葉を食べる?!
さつまいもの葉を食べる品種である「すいおう」。まだ広くは知られていない食材ではありますが、ビタミン類・ミネラル類を豊富に含み、健康食品として注目したい食品です。坂戸市のブランド野菜でもあります。そんな「すいおう」を日常生活にどのように取り入れたら良いか、それを提案していきたいと思います。現在売られているのは生の「すいおう」ですが、旬に関係なく利用することができる粉末状に加工した「すいおう粉末」や「冷凍ペースト」もあります。まず「すいおう」の機能性や栄養価を伝え、生葉の料理や粉末状の「すいおう」を主に利用したレシピの提案をしていきます。

じゃがいもで作る和菓子 / オオ!ジャポン!
私は、「知っている人が多い食材で和菓子を作ってみたい」という願望を食文化栄養学科に入学しようと決めた日から抱き続けてきた。そこで私は、地球人という目で認知度の高い食材を思い浮かべた時、『じゃがいも』が瞬時に頭に思い浮かんだ。カレーライスや肉じゃが、ポテトサラダ、主菜の添え物等、じゃがいもの料理がたくさん思いついたからだ。実習というひとつのきっかけを機に、知っている人が多い食材を『じゃがいも』と置き換えて和菓子を作ることを目的とし、走り始めることにした。まず、じゃがいもの品種や各々の調理特性や性質を把握し、どのような和菓子として考案するのか発表したい。

麹の料理
昔から日本に伝わる味噌や醤油、みりんなどの伝統調味料を作るのに欠かせない「麹」。私たちの身近にありながらもその存在はあまり意識されていないと思います。ですが麹は料理に使うことで美味しくもなり、麹を使った甘酒は“ 飲む点滴” といわれるほど栄養価が高く、美肌効果など美容にも良いと言われています。少し前には、塩麹、甘麹が流行りました。実際に麹をつかった甘酒が苦手な人、麹をつかった食べ物を知らない人もまだまだいると思います。まずは、そんな方にも麹の良さを見直してもらえるような麹を使った飲み物や料理を紹介したいと思います。

おいしいぬか漬け / わたしのぬか床よ、おいしく漬けておくれ
皆さんはぬか漬けにどんなイメージがありますか?私のイメージは、母がたまに出してくるすっぱくて臭くておいしくないというものでした。そこで、そのイメージを払しょくするため自分のぬか床を作り、おいしい漬け物を作ろうと考えました。ぬか漬けには女子栄養大学で推進している胚芽米に豊富なビタミンB1 も含まれているので、健康にもとてもいいです。しかし、漬け物は塩分やにおいという点で敬遠されがちなので、それが気にならないぬか漬けを作りたいと思っています。漬けてみるとおいしい食材やぬか漬けを使った伝統的な郷土料理、新しいレシピなどいろいろご紹介します!

高齢者へチーズの勧め / ─カルシウム・たんぱく質を摂る─
現代社会の問題点である「超高齢社会」はみなさんもご存じのことでしょう。少しでも健康で豊かな暮らしを行ってもらうために骨と筋肉の維持が高齢者の方には必要だと考えました。カルシウムとタンパク質を容易に摂取できるよう、私の好きな食材でもある『チーズ』を用いた料理の提案を行っていきます。若者は食べられても…高齢者の方は独特の匂いがダメ、塩分が高そう、馴染みがない…などのイメージを持った方も多いと思います。また、嚥下の問題も出てくることでしょう。チーズ本来のデメリットや高齢者ならではの食事の問題に配慮した料理を提案します。作り方とともに、栄養素量も提示します。

食卓にテンペを! / ~いま注目の健康食品~
皆さんはテンペを知っていますか?テンペとは、インドネシア発祥の大豆発酵食品で、便秘改善や生活習慣病予防などの効果を持つ健康食品として注目されています。30 年前頃から日本でも普及され始めましたが、まだ一般的ではありません。テンペには、同じ大豆発酵食品である納豆のように味や匂いにクセは無く、どんな料理にも合います。栄養価も高く、自由自在にできる魅力たっぷりなテンペがあまり知られていないなんて悲しい!そこで私は、テンペのおいしい食べ方を提案し、利用拡大を目指します。テンペのことを知らなかった方にも、興味を持っていただけるようなテンペ料理を提案します。

お店のパン改造計画 / “ もっとこうだったら” を実現
パン屋さんに行きパンを選ぶ際、もう少し小さかったら…もう少し安かったら…と思い買うのをやめることはありませんか?パンは、腹持ちが悪い上にエネルギーが高い食べ物です。しかし、朝食・昼食・間食等と、人々の小腹を支えています。そして、なんといっても美味しい!これに尽きます。パンが好きな私はいくらでも食べられそうです。そこで気になるのはエネルギーやお値段。エネルギーが気になる女性や学生さんを対象に、私が働くパン屋で実際に販売されているパンを改造してみます。また、たくさん食べたい!を叶えるため栄養面でも糖質・油脂を抑えたパンを紹介します。

坂戸やさい×おやつ / ─坂戸産野菜を使ったお菓子提案─
健康的なお菓子があればいいのに…。じゃがいもやさつまいもを使ったお菓子では定番すぎ…。そこで私は、『野菜を使ったお菓子』を作ろうと考えました。さらに私は、女子栄養大学のある坂戸市に着目しました。坂戸市では多くの野菜の栽培が行われています。そこで坂戸産野菜を使ったお菓子を提案していくことにしました。写真の野菜は、坂戸農作物直売所で見つけたカボチャ。形が、ピーナッツ状で『糖度はマンゴー並み!』というPOP。これは本当なのか?実際に分析もしました。この発表を通して、多くの人が坂戸産野菜を知るきっかけにしてもらえたら嬉しいです。

地元野菜で料理提案
私の出身地元愛知県は全国で野菜の消費量が最下位です。しかし、野菜の生産地でもあります。生産される野菜は、白菜(12月上旬~ 2 月下旬)、プチヴェール(12 月上旬~ 2 月下旬)、桃かぶ(11 月中旬~ 2 月上旬)、いちじく(8 月中旬~ 10 月上旬)、夏にはキュウリ、トマト、ナス、カリフローレがあるとわかりました。その中で私は興味を持ったJA あいち尾東の特産物であるプチヴェールとカリフラワーの新品種である「カリフローレ」(スティックカリフラワー)を使った料理を考案します。完成したレシピは直売所にリーフレットで置かせて貰う予定で、その後反応をうかがいます。

五色を食べよう / ~食卓に彩りを~
食事をするときに、みなさんは何を基準に選んでいますか?好きなもの、食べたいもの、栄養バランスなど様々だと思います。「食卓の彩り」、気にしたことはありますか?地味な色味だと、野菜が撮れていないし、なんとなく少し寂しい気持ちになりますよね。赤、黄、緑、白、黒の五色を食事に取り入れることで「栄養バランス」を整えつつ、「食卓の彩り」を豊かにすることができます。今現在の食生活を見つめ直し、五色を積極的に摂ります。五色を揃えるだけで偏りの少ない食事を摂ることができ、彩り豊かな楽しむことができます。身体も心も健康になりましょう!!

淡路島たまねぎ / ~糖度8%の可能性~
祖父の家が兵庫県にあり、小さい時から祖父が育てているたまねぎや淡路島たまねぎを食べることが多かった。しかしまだ、日本各地に淡路島たまねぎがどれだけ甘くおいしいかが伝わっていないため、もっとたくさんの人々に淡路島たまねぎの魅力を知ってもらいたいと思い、現地に行き地元の方にインタビューを行った。誰にでも簡単に作ることができるようなものを、たまねぎの意外性のある料理やお菓子レシピの試行錯誤を重ねている。脇役になりがちなたまねぎを主役としての料理提案と同時に、例えばハンバーグ用のたまねぎなどといった簡単に利用出来るためのアイディアを提案したい。

イチジクって何~?
イチジクは不老長寿の果実と言われていて、健康効果のあるフルーツとして注目を浴びています。最近では、海外セレブも愛食しているフルーツです。みなさんイチジクを食べたことはありますか?日本ではイチジクを身近にあまり感じていません。そんなイチジクの特性や成分、品種、料理、加工方法を紹介します。また、検討した加工・調理方法により試作した料理や製品を提案します。さらに、以前より大学が連携している埼玉県川島町のイチジク生産組合と加工所の方々と協力して商品を開発し、地域貢献となるようイチジクについて発信していきたいと考えています。

エディブルフラワーを食卓に / 見て、楽しんで、いただきます
エディブルフラワーとは食用花のことである。驚く人もいるかもしれないが花は2800年以上も前から食されてきた。日本での例が菊や菜の花である。これらは広く親しまれているが食用花はもっともっと種類が豊富にあり、栄養価も高いことからキレイで栄養バランスがいい食材として注目を集めている。観賞用ではなく花がメインとなるようなレシピの考案でエディブルフラワーの可能性を広げようと考え、近年増えてきた専門店や飲食店へ足を運んだり、味や見た目についてのインタビューを行った。エディブルフラワーの魅力をより多くの人に知ってもらうことで花のある食卓が増えることを期待している。

豆腐の魅力を再発見! / ─アレンジ無限大!豆腐料理の提案─
突然ですが、皆さんは豆腐をどのように食べていますか?おそらく、冷奴や味噌汁の具、お鍋の具が多いと思います。もちろんそのような食べ方も美味しいのですが、もっとレパートリーがあったら、豆腐を食べる頻度も増えると思いませんか?女子栄養大学の創立者である、香川綾先生はこのように仰っていました。「おかずは魚1、豆1、野菜4」でバランスが良い食事になると。そこで私は、大豆製品である豆腐を日常的に食べるようにするには、料理のレパートリーがもっとあれば良いのではと考えました。この実習では、様々な形で豆腐料理の提案をしていき、豆腐の魅力を再発見していきます。

焼きまんじゅうで旅するぐんまけん / 知っていますか?群馬の焼きまんじゅう
みなさんは群馬県の郷土料理である、焼きまんじゅうを食べた事がありますか?他県では、知らない方が多いのですが、群馬県には専門店も数多くあり、スーパーでも売られていて、県民で知らない人はいません。他県の友人に群馬県を案内した際、焼きまんじゅうを絶賛してくれた事から「もっと焼きまんじゅうを知ってもらいたい!」と思いました。また、全国魅力度ランキングに常に下位にいる群馬県でも、様々な魅力があるという事を伝えたい事から、群馬県の各地の文化に合わせた焼きまんじゅうを提案していきます。まず、焼きまんじゅうに合う食材、また群馬県各地の特徴から発信していきます。

きっとソーセージが好きになる
最近、肉ではなくソーセージを食べていますか?ソーセージはいろんな料理に入っているのにさほど印象に残らないし、メインになることも少ないように思う。そんな影の存在であるにも関わらず、ソーセージを口にする機会は少なくないのではないだろうか。今回はそんな隠れた人気を誇るソーセージの魅力に迫ります!さらに、今後は主役として活躍する存在になってもらいたいと考え、まずはソーセージに興味を持ってもらいたい。そしてせっかく食べるなら、楽しく食べて欲しい!そんな思いから今回は「楽しむソーセージ」をテーマに独自の「アメリカンドック」を提案していきます。



平口 嘉典ゼミ

わたしから始める地産地消
『地産地消』という言葉を聞いたことはありますか。また、『地産地消』のために自分で何かアクションを起こしたいと思いますか。今回、私の地元である富士見市を対象に、“ わたしから始める地産地消” とは何かを考えました。現在、富士見市健康増進センターでは、市民の方を対象にした「健康づくり料理教室」を開催しており、毎回多数の方々が参加されています。この料理教室への参加を通して市民の方にもっと地元産野菜について知ったいただき、地産地消へと繋げられないかと考えました。発表では、富士見市における地産地消の現状と、私が参加した健康づくり料理教室についてお話します。

川越イモ菓子の昔と今
埼玉県川越市は、情緒あふれる蔵造りの町並みが有名で多くの観光客が訪れています。また、旧川越藩周辺で生産された「川越イモ」の産地であるため、サツマイモを使った食べ物や土産品が多く売られています。私はイモ菓子の歴史と地産地消の現状について知るために、イモ菓子を扱っている老舗のお菓子屋さんにお話を伺いました。川越を代表する芋煎餅、芋甘納豆、芋けんぴなどのイモ菓子は明治初期に誕生し、その後長く愛され続けてきました。これら以外にもたくさんのイモ菓子があり、なかには川越イモを使った商品もありました。発表では、川越イモ菓子の昔と今についてお話しします。

鹿沼のニラそば / ─地域の食材による地域振興─
みなさんは栃木県といえばどんな食材や料理を思い出しますか?実は栃木県はニラの生産が全国第2 位なんです。餃子にも使われるニラですが、私の出身地である栃木県鹿沼市には、ざるそばの上にニラがのった「ニラそば」とよばれる郷土料理があります。市内のそば関係者からなる「鹿沼そば振興会」では、鹿沼を関東一のそばの郷にすべく活動を行っています。その中には、そばの食べ比べができる「そば天国」というイベントもあり、年に一度開催されています。みなさんには発表を通じて、鹿沼そばの現状だけでなく、鹿沼市の魅力も知っていただければと思います。

青森の黒にんにくによる健康促進と地域活性化 / ~短命県からの脱却~
青森県といえば「りんご」が有名ですが、青森の「にんにく」も実は全国生産量第一位です。ご存知でしたか?「にんにくの効果」といえば「パワーの源」ですね。青森では「にんにくの効果」を最大限に引き出した食べ物が作られています。その名は「黒にんにく」。6つの健康促進効果があると言われ、青森県内の商工団体や食品メーカー、研究者らが連携して「青森の黒にんにく」による地域活性化の取り組みが行われています。青森の黒にんにくがどのように生まれ、どのような普及活動が行われているのか、そして今後さらに普及させるための方策は何かについてお話しします。

ラーメン1 杯の力 / ~八王子ラーメンによる地域振興~
みなさんは「八王子」と聞いてどんなイメージを持ちますか。八王子市には約60 年前から市に根付いている「八王子ラーメン」というご当地グルメがあります。八王子ラーメンの定義は、(1)醤油ベースのタレである、(2)刻みタマネギを具として使用する、(3)表面を油が覆っている、であり、市民にはそれぞれ好みのラーメンがあるほどなじみの深い食べ物です。市民に愛される八王子ラーメンを市外の方にもっと知ってもらえたら八王子に足を運んでくれる人が増えるのではないか。実際に店舗を食べ歩き、ラーメン店店主や関係者へのヒアリングから見えてきた課題とともに、地域振興の可能性についてお話しします。



平野 覚堂ゼミ

えきまちデザイン / ─心を通わす駅空間─
近頃買い物をする際、機械的な作業を好むような人や、販売側と購入者の簡素なやり取りをよく目にする。しかしコミュニケーションは人間にとって必要不可欠なツールであり、心の豊かさをもたらすものである。そこで、毎日利用し、人の行き交いが激しい「駅」という空間を用いて、「商店街」のような温かみのある地域密着型の駅ナカを開発する。駅ナカと商店街に共通することは、どちらも「ただいま」「おかえり」と受け入れてくれる場所であり、安心感がある事だ。この要素を活かし、人との関わりを大切にしたアットホームな空間を創り、地域の人から愛される場所を生み出したい。

食べ物で遊んじゃいけません。 / ─本当はみんな遊んでる─
「食べ物で遊んじゃいけません」。一度は聞いたことがあるであろうこの言葉。しかし、文化として定着している食べ物遊びは世界中に数多く存在している。遊びの幅を広くとると、食べること自体が遊んでいる料理もある。なぜ食べ物で遊ぶことはいけないのか。なぜ食べ物は道徳上の価値が高いのか。一般的な禁を犯すことで食べ物の価値を考え直す。食べずに捨てられる食べ物に人は「もったいない」と言うが、食べ物の価値を食べることにしか見いだせないのは視野が狭いと私は思う。食べ物の価値は栄養や美味しさだけにしかないと思いがちな栄大の人に、食べ物の遊び心を伝えたい。所謂反栄大である。

脇役クッキング
普段、自分たちが何気なく残してしまっている添え物などの食べ物たちに焦点を当てていく。いかにすればそのものに人々が目を向け、食べたいと思い、食べようとしてくれるか。そしてどのように工夫や仕掛けをしていけば少しでも食べてみようとするきっかけを与えていくことができるのか、をテーマとする。そこで、どのようなものがロスになりやすいかを調べ、ロスになり辛い食べ方や料理を提案していく。そして、人々の添え物たちに対する食べ物の概念を変え、食べてみたい、食べてみようと思わせ、食べ残しの出ない、自然と全部を食べてしまうようなメニューを数パターン提案していく。

美味しいはどこから
美味しいと感じさせる要因は五味だけではない。食の好みというのはその人の食体験の積み重ねから構築されており、だからこそ自分だけの「美味しいの基準」があるはずだ。現代の日本ではどこで食事をしてもそこそこ美味しい料理が食べられるようになった。その結果「美味しい」と感じることが半ば当たり前のこととなり、自分が「美味しい」と感じる基準について考える機会が少なくなっている。それはとてももったいないことだと私は思う。その基準を見付けられれば食選択はもっともっと面白くなるはずだからだ。それぞれの自分だけの「美味しいの基準」を考えるきっかけとなり得る料理を制作した。

愛されるべき焼き菓子
「焼き菓子」って、要するに、粉とバターと砂糖と卵を混ぜてオーブンで焼いたお菓子です。でも、配合のバランスや、材料の取り扱い、作り手の技術などの違いで、味や食感が変わるのが「焼き菓子」の奥深さです。焼き菓子は、長い間人々に愛され続け、歴史をつむいできました。しかし今、周りを見渡せば、「焼き菓子を愛している人」って、すごく少ないように思います。焼き菓子の価値は、表面に見えている「当たり障りのない贈り物」や、「お菓子作りの第一歩」ということだけではありません。その思いは一度どこかに置いておいて、素直な気持ちで焼き菓子の入口をのぞいてみませんか?

六根庵 / ─五感+「?」で食べる─
巷には飲食店が溢れている。店は様々な形で他店との差別化を図り、人々は各々の方法で数ある店から一軒を選び出す。その一つの指標に付加価値としての「情報」がある。しかし付加価値でしかないはずのそれは食事の自由さを奪う障害になってはいないだろうか。私たちは自らの舌で、目の前の食事に向き合って、感じているのだろうか。私はそこに疑問と不安を抱いた。そこで提案したい。一切の「情報」を取り除き、ただ食事をする店があったなら。存在するのは、食事とそれを食べる自分だけというシンプルな空間。己と食事、一対一の自由さを得た時、何を感じるのか。私はそんなお店を開こうと思う。

ドーナツの穴を食べる方法
あなたはドーナツが好きですか?……と聞かれた時に頭に浮かぶイメージ。誰しも頭の中に自分のドーナツがあるでしょう。それはお母さんの手作りかもしれないし、有名チェーンのものかもしれない。人それぞれさまざまなドーナツが頭の中にあるはずです。でも、ドーナツっていったい何なんでしょうか。どこまでがドーナツで、どこからドーナツじゃなくなるのでしょうか。穴はドーナツの一部か、それとも違うのか。考えれば考えるほど、わからなくなってきます。ドーナツの境界線について考えることはもはや「ナンセンス」そのもの。謎のつきないドーナツの世界に、少し踏み込んでみたいと思います。

熱く、熱くなれ熱中食 / ─君の時間を無駄にしない─
人には誰しも、目が離せない、動きを止めたくない、そんな時間がある。私はそれを熱中時間と呼ぶ。熱中時間は人につかの間の癒しを与え、次へがんばろうと思える分岐点となる。熱中時間は切っても切れないものなのである。また食事も、人間から切り離せないものの一つだ。熱中時間と食事をしたいタイミングが重なってしまったらどうするか。私は、熱中時間を邪魔せず、なおかつその時間を盛り上げることができる食事を提案する。そんな「熱中食」でお腹も心も満たされ、これからはもっと熱中時間を楽しむことができ、自分の時間を充実したものにできるのではないだろうか。

ただ、味わえ / ─代替できない感覚─
私達は「食べる」という動作に対し、他に置き換えることのできない感覚を持っている。例えば、必要な栄養素がジュース状で摂取できる完全食が生み出されても、それが普段の食事に代わることがない。この発表は、食べ物と食べる自分の感性を改めて見つめるきっかけでありたい。今、環境や情報に惑わされて、私達自身が味わう瞬間が少なくなっているように思う。「そのもの」と向き合うために、食べられるものでありながら、「食べ物」という常識が通じないものを制作する。自身のこれまでの経験や知識が通じないものに対して、私達は何を感じるのか考えてみよう。

肉感的食ワールド
今日、食卓は「美味しそう」と「美しい」で溢れかえっている。いつも同じような感覚で食と向き合っていると、食に対する感動の閾値が上昇しすぎてしまうように感じる。盛り付けられた料理が美味しそうか否か、美しいか否かではなく、その食べ物自体が持つ魅力を感じ取ることにより、普段とは違った見方ができると考えている。普段とは違う視点で食に触れることで、食べ物に出会うことの楽しさや自分の食のこだわりを再発見することができるのではないだろうか。そこで私は、「美味しそう」でも「美しい」でもない、第三の視点「エロ」からじっくりと眺め味わう食の楽しさを提案したい。



藤倉 純子ゼミ


運動部に所属する高校生の食意識
自分自身は高校時代陸上部に所属していた時に栄養に興味を持ち、栄養に気をつけた食事を心掛けていた。その経験から、現在の高校生は、どれくらい栄養の知識や興味を持っているか調べるため、秋田県2 校の陸上部に所属する高校生84人に栄養素等と食事の意識アンケートを自記式集合調査法で実施し、男女別、競技別にクロス集計を行った。競技別人数割合は短距離48.8%、長距離21.4%、投擲他29.8%で、栄養バランスを考えた食事をよくする、少しする人(男性71.4%、女性85.7%)が多く、栄養に関心があることが分かった。今後は、栄養の知識クイズや生徒自身が作れる簡単な料理等のリーフレットを時期別に配布する。


松田 康子ゼミ


LAPE's KITCHEN / ~ランチ de メイン~
カフェ運営を行うために、昨年の7月から現在まで様々なカフェに行きカフェに必要と思う要素を考えてきました。そこで、私たちはランチを提供したいと考えました。今回のゼミではサラダ・スープ・シフォンケーキをワンプレートにし、満腹・満足するプレートを考案しています。私は、プレートのメインである主菜を担当しています。見た目や味にこだわるだけでなく、オリジナル性やプレートとしてのバランスを考えて提供しています。今回の発表では、2回の営業で感じた事、ランチプレートのメインに試作で苦労した点や良かった点・今後の方向性について発表します。

LAPE's KITCHEN / ~ランチ de シフォン~
LAPE’s KITCHEN では、カフェとランチの営業を行っています。ランチは、月に1回営業をし、サラダ・スープ・メイン・シフォンケーキをワンプレートで提供をしています。食事としてのシフォンケーキとは、甘さよりも塩味を感じる、ランチの提供に合うシフォンケーキを指します。ただ、新しい味を考案するのではなく、ランチとしての完成度を重視し、バランスを考えた、美味しくてどんな味なのか楽しみになるようなシフォンケーキを作っています。今回の発表では、4月と5月の営業で提供したランチはもちろんのこと、カフェを運営する上で工夫した点についても紹介したいと思います。

LAPE's KITCHEN / ~ランチ de スープ~
カフェのランチセット…特にワンプレートの商品には、スープはつき物です。現代のスープはただの「汁物」というポジションには定まりません。前菜や副菜にも、お口直しにも、はたまたメインにもなりうる様々な顔を持っています。しかし、カフェのワンプレートの中の1 品となると、簡素なものが多いと感じています。そのことから、「プレートの一員として重要な役割がある」とは、意識されにくい存在だと考えました。営業では四季をテーマにしていますが、さらに他の料理との絶妙な距離感を持ち、シフォンケーキと合わせて飲みたくなる『スープ』を提案していきたいと思っています。

LAPE's KITCHEN / ~季節を贈るシフォンケーキ~
LAPE’s KITCHEN では、「季節を感じる癒しの空間」をコンセプトに月に2 回香友会館でカフェを営業しています。私は、このゼミを通してシフォンケーキの美味しさ、シンプルな食材ゆえの奥深さを知りました。だからこそ「贈りもの」として大切な人に季節を感じてもらえるようなシフォンケーキを作りたいと思いました。今まで、シフォンケーキを作ったことがない人、プレゼントをしたことがない人にぜひ「作ってみたい!」と思わせるような提案ができればいいなと思っています。また、最終的には1 ~ 12 月のそれぞれの月に合わせたシフォンケーキを作り、オリジナルのレシピ本を作成します。

LAPE's KITCHEN / ~カフェでのメニュー提案・シフォンプレート~
ベーキングパウダーを使用せずに、卵白の泡立ての力だけで、ふわふわ、しっとりとしたシフォンケーキを看板メニューとしたカフェを運営しています。今年は、月2 回の営業でランチプレート、デザートプレート、テイクアウト商品を取り扱っています。その中でも私は毎月季節にあったシフォンケーキのメニューの開発に力を入れて取り組んでいます。4 月はベリーシフォン、5 月は抹茶小豆シフォンを試行錯誤の末、提供しました。思わず写真に収めたくなるようなメニューを目指して盛り付けにもこだわっています。季節を感じ、癒しと安らぎを与えるカフェをコンセプトに毎月営業しています。

LAPE's KITCHEN / ~写真に撮りたくなるようなデザートプレートの提案~
シフォンケーキをメインとしたカフェ運営を行っています。私は、シフォンケーキの味だけではなく、デザートプレートの見た目にも満足してもらえるよう、盛り付けに力を入れています。値段以上のプレートに見えるようにフルーツソースや飴細工、フルーツやチョコペンを使って盛り付けています。また、お皿の形や色にもこだわり、盛り付けが映えるように考えました。4 月は桜ゼリーを桜に見立て、仕上げに抹茶パウダーを用い「和」を表現しました。5 月は、飴細工でドームを作り、「高級感」を出しました。今後の営業でも一人でも多くのお客様に、見た目も満足してもらえるようなプレートを目指します。

LAPE's KITCHEN / ~季節感じるシフォンプレートの提案~
目の前に運ばれてくると思わず笑顔になる、ふわふわで口の中にいれるとすっととろける。そんなシフォンケーキを月2 回、香友会館で販売しています。四季がある日本には、季節ごとに旬の食材があります。このおいしい旬の食材を取り入れたシフォンケーキを、季節感ある盛り付けのプレートにして提供しています。ベーキングパウダーを一切使うことなく、新鮮なたまごの力を最大限引きだして作った、やわらかい食感ながらも弾力のあるシフォンケーキと、4・5 月で販売したよもぎ・マーマレードのシフォンプレートについてお伝えします。きっとあなたもシフォンケーキが食べたくなりますよ。

LAPE's KITCHEN / ~季節のシフォンプレートの商品考案~
LAPE’s KITCHEN では、シフォンケーキをメインとしたカフェの運営を行っています。シフォンプレートでは、季節感のあるもの、癒しを提供することを目的に考案をしています。4月は、よもぎとプレーンのマーブル・さくら・クランベリー、5月は、抹茶・ショートケーキ・オレンジの各3種類のプレートを考案し販売をしました。日々新しいシフォンケーキの考案、試作を行っています。私は、よもぎのシフォンプレート、ショートケーキ風プレートを担当しました。盛り付けや、付属品にこだわり、目で見て美しく、食べておいしいプレートも目指しました。営業日は月2回であり、毎回異なるシフォンプレートが楽しめます。

LAPE's KITCHEN / ~デザートプレートにおける盛り付け~
LAPE とは、フランス語で“la paix” と書き、安らぎや癒しを意味します。私たちは、そんな癒しの空間を季節感と共に提供します。私は、人の心に残り、食べた人が幸せを感じられるようなデザートプレートを届けたいという思いから、デザートプレートの提案を行いたいと思いました。お店でデザートを注文したとき、可愛く盛り付けられて出てくるとわくわくし、幸せな気分になります。食べるときの満足感は味覚、触覚、嗅覚、聴覚、視覚、この五感が満たされなければ与える事は出来ないと思います。わくわくの気分を味わっていただけるような五感で楽しめるデザートプレートを提案します。

LAPE's KITCHEN / ~ドリンク提案~
癒しと季節をコンセプトとしたシフォンケーキメインのカフェ、「LAPE’s KITCHEN」の営業を行っています。私はシフォンプレートと一緒に提供するドリンクを担当しており、シフォンの味に合うように、プレートイメージに合うように日々試作を重ねています。ドリンクの中でも特に" 紅茶" に焦点を当て、ストレートの紅茶だけでなく様々なアレンジをシフォンケーキに合わせて提案します。4 種類のドリンクを甘いものから甘くないものまで揃えるようにしています。また、メニュー提案するために紅茶を学ぶだけでなく、自分の将来に活かせるよう紅茶の資格を取得することも目指しています。


宮内 正ゼミ


見た目で感じる食べ物の美味しさ
見た目はそのもののイメージを決める上で重要な役割を果たしている。これは食べ物でも同じだ。飲食店のメニュー表には写真が載っていることが多い。写真があれば甘そうとか辛そうなどという大まかな味の想像がしやすいし、その料理のイメージもつきやすい。見た目は食べ物の美味しさを図る判断材料となる。じかに美味しさを左右することこそできないが、食べ物をより美味しく楽しくすることができるのが見た目ではないだろうか。色や器をキーワードに見た目によって食べ物の美味しさがどう変わるのか、より美味しく感じられるためにはどうすれば良いのかについて調べていく。

花と緑とカフェ空間 / ─植物に囲まれた人の気持ち─
「花」「緑の植物」を見るとどんな気持ちになりますか?私は幸せな気持ちになりそこにあるだけで落ち着きます。そんな花、緑の植物をカフェ空間と結び付け、それらひとつで空間はどう変わるのか、人はどんな気持ちになるのか、そもそもカフェ空間にあることに気付いているのか、花の効果や役割など様々な観点から考えていきます。カフェと花屋をコンセプトにしている場所や、カフェ以外の空間でどんなふうに使われているかを紹介したうえで、カフェ空間に癒しを与える花や緑の提案につなげていきたいと思います。お店の表情やイメージを大きく変え、空間に彩りを与える花と緑について発表していきます。

同じカフェでも何が違うの?
今日、街を歩けばいたるところにカフェがあります。例えば数メートル先に同じカフェがあったり、同じビル内に同じカフェが入っていたり別のカフェが入っていたり、向かいに別のカフェがあったりします。みなさんもこんな光景一度は見かけたことがありますよね。なぜ、こんなにもカフェが街に溢れかえっているのでしょうか。現代人は、常にコーヒーや紅茶を飲みつつ休憩がしたいのでしょうか。今回はカフェの立地に注目し、同じカフェでも立地する場所が違うと何が違うのかをフィールドワークを通し探ります。明日私が出向くカフェは、あなたの街のカフェかもしれません。

音楽と食について
カフェや飲食店の空間づくりには、食器や家具、お花など様々なものが必要ですよね。その中で私は店内に流れているBGMに注目してみました。ふだん、お客さんに聴かれることはほとんどないと思いますが、BGM を流すことによってお店にどのような演出をもたらしているのか、お店にとってBGM はどのような役割を担っているのか、調べてみたら面白いと考え、このテーマを選びました。周りの人がBGM についてどのくらい関心があるのか。じっさいカフェでは、どのようなBGM を流しているのか。BGM の役割や方法などを調べ、食と音楽の関係性について探ってみようと思います。

居場所としてのカフェ
この現代社会で〝ほっとできる場所〟とはどこだろう。家庭、学校、職場…。もちろん人によって答えは違う。私はここに「カフェ」という答えを置いてみる。今ではコンビニよりも多いと言われるカフェ。その多くは、〝安らぎ〟や〝くつろぎ〟を店の提供価値として打ち出している。しかし、人々は本当にカフェで〝安らぎ〟や〝くつろぎ〟を得ているのだろうか。もしかしたら、彼らは〝ほっとしたつもりになっている〟のではないか。実習では、この疑問を土台に、カフェで過ごす人々の潜在意識にフォーカスしていく。最終的には、カフェを本当に〝ほっとできる場所〟にするためのヒントを探したい。

チョコレートの魅力
昔チョコレートは高級品であり、チョコレートを食べることができる人は限られていました。現在では安価でもチョコレートを手に入れることができ、誰でも気軽にチョコレートを食べることができます。その一方で、海外からきた高価なチョコレートのお店やチョコレート専門店などもたくさんあります。私は、さまざまなチョコレートがある中でも高価なチョコレートに着目しました。スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで買うことのできる安価なチョコレートとは何が違うのか、高価でも求める人がいるのはなぜかという疑問を中心に研究を進め、チョコレートの魅力を発見していきます。


宮城 重二ゼミ


お一人さま「1 汁1菜(3 品)ごはん」 / ─現代食への一汁三菜の取り入れ方─
みなさんは普段の食事の内容に満足していますか。インスタント食品やレトルト食品があふれ、食事内容が軽視されている今、普段の食事内容に乱れを感じます。しかし、一人暮らしの自炊に観点を当てたとき、食事を作る上で様々な問題が発生します。一人暮らしでも自炊で健康的な食事を取りたい。そこで、私は日本の伝統的な和食の食事形態である「一汁三菜」に注目しました。一汁三菜には健康的な魅力、食事を美しくする利点がある一方、現代のライフスタイルには取り入れづらい問題があります。そこで、私は一汁三菜の利点を取り入れた簡単な「1汁1菜(3 品)」という新しい食事形態を提案します。


守屋 亜記子ゼミ

訪日韓国人はなぜ日本でラーメンを食べるのか
SNS を見ると、多くのK-POP アイドル達が来日した際ラーメンを食べている。私はラーメンを中国の料理だと考えていたため、日本へ来てなぜラーメンを食べるのか疑問に思った。まず、日本のラーメン史を調べたところ、麺は中国由来だが、スープは日本で独自に開発されたもので今日のラーメンは中華風和風麺料理と言えるものであることが分かった。また、韓国のラーメンを知るため、新大久保で販売されているインスタントラーメンを食べて味の傾向を調べ、さらに韓国でフィールドワークを行った。この実習では、日本と韓国のラーメンを比較し、そこから韓国人が日本でラーメンを食べる理由について明らかにする。

私の「かわいい」カフェ / ─地元高円寺の商店街に架空のカフェを作る─
私は、日ごろから「かわいい」という言葉を無意識のうちによく使う。思ってもいないのに言ってしまうこともあり、なぜなのか疑問に思った。以前からカフェに興味があったことから、カフェ作りを通して、私の「かわいい」が何であるのかを探すことにした。最終的には、地元の高円寺商店街に私の「かわいい」カフェを作ることが目的である。そのために約30 店舗のカフェを回り、外装や照明など項目に分けて、色や質感等を分析した。例えば木のインテリアが使われていると、素朴で居心地が良く落ち着くことなどが分かってきた。今回はこれまでに行ったカフェの外装、照明の分析結果について発表する。

2036年のツカハラ家の食事未来図 / ─我が家の味を介護食に─
超高齢社会の日本では「介護食」が注目されています。いずれ、私の両親も介護食を食べることになるかもしれないという思いから、我が家で普段食べている料理を介護食にしました。まずは高齢者施設でフィールドワークを行い、施設の方にとって食事は1 番の楽しみであること、1 日中室内で過ごすため食事に季節感を出す大切さを学びました。また、我が家の味の特徴を調べた結果、和食が多く一汁三菜で、主食は必ず米飯ということが分かりました。これらを取り入れた介護食を20 年後の2036 年に作るとし、噛みやすくするため切り方や調理法を工夫して作りました。今回は冬と春の献立を発表します。

Food Meets Accessories. / ─四群点数法でミニチュアフェイクフード─
女子栄養大学に入学して初めての講義で出合う四群点数法。この画期的な食事法を栄大生以外の人々にも広めたいと思った。近年食品サンプルアクセサリーが人気を博していて、私は幼少時からアクセサリーを作ることが好きであったことから、四群点数法を食品サンプルとして表現し、アクセサリーにして身に着けられるようにしようと考えた。製作に当たり、食品サンプルの存在意義、アクセサリーの着用意図の二つの視点から、この四群点数法アクセサリーを身に着けた人の食への意識が変化するかを考察する。また、食品サンプルとアクセサリーの歴史を踏まえた上で、四群点数法の新たな広報法を模索していく。

家庭でも簡単にできる!体が温まる薬膳料理 / ─目指せ冷え性改善─
私はひどい冷え性で、これまでに厚着をしたり風呂に長く使ったりと様々な方法を試してみたが改善されなかった。そこで、食事で改善してみようと思い薬膳料理に着目した。これまで、薬膳料理は不味そうだと思っていたが、実際に料理教室で食べてみると驚くほど美味しかった。一方で、蒸し料理など手間のかかる調理法が多く難点だと思った。文献調査を通し薬膳は毎日食べ続けることが重要であると分かったので、家で簡単に作ることの出来る薬膳料理のレシピを開発し、毎日の食生活に取り入れることで、自分自身の冷え性を改善したい。今回は、薬膳料理教室での体験や文献調査の結果について発表する。