我らが学長先生はカメラマン

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apple.gif 学科長の藤巻です

 

bud.gif 学長の香川芳子先生は、いつでもどこでもカメラを持ち歩き、微笑みながらパチリとなさいます。ふとした瞬間に撮られるのに、写真がブレないのは、なかなかのプロの腕です。

何故でしょうか?

これには、長~い歴史があるようです。

 

book.gif 今を去ること50年以上も前、まだ学長先生がお若かった頃、研究室で研究をなさっていたころのことです。

研究者というのは、常にup-to-dateの論文を読んで最新情報を得なければなりません。それで、研究室に届けられる新着医学雑誌の論文を皆で読むわけです。

しかし、論文をしっかりと読み込むためには、相当の時間がかかります。その間、もし自分がその専門誌を手元に抱え込めば、他の人が困ってしまいます。

当時はコピーもなかった時代です。もちろんパソコンもなく、ネットで情報ゲットなんてできない時代。

というわけで学長先生が何をなさったかというと、カメラで論文をパチリと撮影したのです。それをご自分で現像して、読んだというのです。

 

clover.gif カメラ自体が貴重だった時代。

学長先生がお使いになったカメラは一眼レフだったそうです。

今のようなデジカメではありませんから、撮影がうまくいったかどうかは、現像してみないとわからない。さぞかし暗室でドキドキされたこととお察しします。

ともあれ、そんな先生の学問に対するpassion(情熱)で、カメラマンとしての腕が培われたようです。

 

apple.gif 見習うべきは、カメラマンとしての腕ではなくて、学長先生のpassionかな、と感じ入りました。

 

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